エネルギーメーカーとは
エネルギーメーカーは、電力にまつわる実際の課題を引いて、解決策を考えるツールです。「夏の電力ピーク」「災害時の停電リスク」「電気代の高騰」「CO2削減目標」といった課題に、使える技術(ビル屋上の太陽光、廃熱利用、蓄電池、スマートグリッド)と制約(土地が狭い、景観・騒音規制、初期コストが高い、住民の合意が必要)が配られます。エネルギーの話は、技術だけでは決着しません。どこに置くか、誰が金を出すか、近所が納得するか ── そこまで含めて考えるところが、この課題の中身です。
- 対象
- 中学生 〜 大人
- 目安の時間
- 20〜30分
- 料金
- 無料(プレミアムは月額300円)
こんなときに使えます
SDGs学習・探究学習で
「再生可能エネルギーを増やそう」で止まらずに進めます。土地が狭い、住民の合意がいる、といった制約が最初から配られているので、きれいごとの手前で考えることになります。
理科・技術の授業で
発電のしくみを習ったあとに、それをどこに置くかを考える時間として使えます。原理を知っていることと、使えることは別だと分かります。
地域のことを考えたいとき
大都市と過疎地では、通る答えが正反対になります。班ごとに違う地域を引かせると、その差が議論になります。
使いかた
- 1
課題・技術・制約をルーレットで引く
地域(大都市、地方の過疎地など)、抱えている課題、使える技術、制約が決まります。
- 2
解決策を考える
何を、どこに、誰の負担で置くのかを書きます。初期コストが制約に出ているなら、お金の出どころまで書く必要があります。
- 3
AIに読んでもらう
AIが読んで、その条件で成立しそうな点と、まだ考えられていない影響を返します。
作例
実際にこのツールで出た条件と、そこから書いた例です。
作例1:大都市 × 夏のピーク × 土地が狭い
- 地域:大都市
- 課題:夏の電力ピーク
- 技術:蓄電池
- 制約:土地が狭い
発電を増やすのではなく、使う時間をずらす。オフィスビルの空調を、朝のうちに建物そのものを冷やしておく方式に変える。夜間の安い電力で床と壁を冷やし、昼のピーク時は空調をほぼ止める。建物自体を蓄熱体として使うので、蓄電池の設置場所がいらない。土地が狭い都市部では、置き場所を必要としない方法のほうが現実的になる。効果が出るのは断熱性能の高い新しいビルに限られるので、対象は限定される。
作例2:過疎地 × 停電リスク × 合意が必要
- 地域:地方の過疎地域
- 課題:災害時の停電リスク
- 技術:小型太陽光+蓄電池
- 制約:住民の合意が必要
集落全体を切り替えようとすると合意に時間がかかる。まず公民館1棟だけを独立電源にする。太陽光と蓄電池で、照明・冷蔵庫・充電・通信が3日間もつ規模にとどめる。平時は普通に系統から使い、停電時だけ切り離す。全戸に配るのではなく、避難所になる建物1つに絞ることで、費用も合意も現実的な範囲に収まる。実際に一度停電を経験すれば、次の合意は早くなる。
よくある質問
無料で使えますか?
はい。ルーレットも制作もAI評価も無料で使えます。プレミアム(月額300円)にすると、参加人数が10人まで増え、授業モードとより詳しい評価が使えます。
正解はありますか?
ありません。同じ課題でも、使える資源と制約の組み合わせによって、通る解決策は変わります。AIも正解を教えるのではなく、その案の効きそうな点と、詰めきれていない点を返します。
アカウント登録は必要ですか?
AI評価を使うときにGoogleログインが必要です。ルーレットを回して条件を決めるところまでは、ログインなしで試せます。
作ったものは保存されますか?
自動保存はされません。気に入ったものは、その場でコピーして手元に残してください。
AIはどんな評価をしますか?
否定から入らないようにしています。まず良かったところを具体的に挙げて、そのうえで引っかかった点や、もっと知りたい点を返します。点数をつけて終わりにはしません。
授業や研修で使えますか?
使えます。プロジェクターに映して全員で同じ条件から考える使い方を想定しています。プレミアムの授業モードでは10人まで同時に参加できます。学校・塾・企業研修などでの利用も歓迎します。

