まちづくりメーカーとは
まちづくりメーカーは、実際にある地域の課題を引いて、その解決策を考えるツールです。「商店街のシャッター街化」「後継者がいない」「ニュータウンの高齢化」といった課題に対して、使える資源(地元の常連客、空き店舗、歴史ある店舗)と、立ちはだかる制約(資金不足、意見がまとまらない、人手がない)が一緒に配られます。制約があるところが肝で、予算も人も無限にあれば誰でも解けます。限られた条件で何ができるかを考えるところが、この課題の中身です。
- 対象
- 小学校高学年 〜 大人
- 目安の時間
- 20〜30分
- 料金
- 無料(プレミアムは月額300円)
こんなときに使えます
総合的な学習の時間・探究学習で
地域を題材にした学習は、調べて終わりになりがちです。このツールは最初から「課題・資源・制約」の3点セットで配られるので、調べる段階を飛ばして考える段階から始められます。地域に出る前の練習にも、出たあとのまとめにも使えます。
グループワークの題材として
班ごとに違う課題を引かせると、発表が比較になります。同じ「商店街」でも、資源と制約が違えば通る案は変わる ── その体験が、まちづくりに正解が無いことの説明になります。
自分の住む町を考えてみたいとき
出てくる課題は、どこの町にもあるものです。自分の町に当てはめながら考えると、普段は素通りしている風景が違って見えます。
使いかた
- 1
課題・資源・制約をルーレットで引く
まちの種類、抱えている課題、使える資源、立ちはだかる制約が決まります。自分の町に近い条件にしたいときは、○で固定するか直接書き換えてください。
- 2
解決策を考える
誰が、何を、どうやるのかを書きます。制約を無視した案は通りません。「資金不足」が出ているなら、お金のかからない方法か、お金の出どころまで書く必要があります。
- 3
AIに読んでもらう
AIが読んで、その条件で効きそうな点と、まだ詰められていない点を返します。正解を教えるのではなく、考えの穴を指摘します。
作例
実際にこのツールで出た条件と、そこから書いた例です。
作例1:シャッター街 × 空き店舗 × 資金不足
- 課題:シャッター街化
- 資源:空き店舗スペース
- 資源:商店会の結束
- 制約:資金不足
空き店舗を改装せずに、そのまま「1日店長」に貸す。改装しないので費用がかからない。借り手は、地元の高校生や、店を持ちたいが踏み切れない人。商店会が保証人になり、鍵の管理と初日の付き添いだけ引き受ける。売上の1割を商店会に入れて、それを次の店の運転資金にする。半年やって続けたい人が出たら、正式な賃貸に切り替える。狙いは店を埋めることではなく、店をやりたい人を見つけること。
作例2:ニュータウンの高齢化 × 学校 × 人手不足
- 課題:住民の高齢化
- 資源:学校・子どもたち
- 資源:広い集会所
- 制約:人手が足りない
高齢者を支える側ではなく、支えられる側でもない役割を作る。集会所を放課後の子どもの居場所にして、見守りを高齢者が担当する。宿題を教える必要はなく、そこに居るだけでいい。子どもの親は預け先ができ、高齢者は行く場所と役割ができる。運営に必要な大人は1人でよく、あとは自然に回る。人手不足を、人を増やして解こうとしないところが要点。
よくある質問
無料で使えますか?
はい。ルーレットも制作もAI評価も無料で使えます。プレミアム(月額300円)にすると、参加人数が10人まで増え、授業モードとより詳しい評価が使えます。
正解はありますか?
ありません。同じ課題でも、使える資源と制約の組み合わせによって、通る解決策は変わります。AIも正解を教えるのではなく、その案の効きそうな点と、詰めきれていない点を返します。
アカウント登録は必要ですか?
AI評価を使うときにGoogleログインが必要です。ルーレットを回して条件を決めるところまでは、ログインなしで試せます。
作ったものは保存されますか?
自動保存はされません。気に入ったものは、その場でコピーして手元に残してください。
AIはどんな評価をしますか?
否定から入らないようにしています。まず良かったところを具体的に挙げて、そのうえで引っかかった点や、もっと知りたい点を返します。点数をつけて終わりにはしません。
授業や研修で使えますか?
使えます。プロジェクターに映して全員で同じ条件から考える使い方を想定しています。プレミアムの授業モードでは10人まで同時に参加できます。学校・塾・企業研修などでの利用も歓迎します。

