ツクルラボ

融点と沸点・状態変化の粒子モデル|加熱曲線を自分でつくる教材

中学1年 / 第1分野 (2)身の回りの物質 (ウ)状態変化

状態変化の粒子モデル

中学1年10〜30分・無料・登録不要

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加熱曲線の実験は、1分ごとに温度を読んで記録するので時間がかかります。温度が止まっているあいだは何も起きていないように見えて、生徒の手も止まりがちです。

このツールは、はじめは実験で見えるとおりの姿で加熱します。氷がとけて水になり、沸とうして、最後は容器が空に見えるところまで進みます。そこで「粒子で見る」に切り替えると、中の粒がどう並び、どう動いているかが見えます。温度が止まっているあいだも粒は次々にばらけていくので、そこで何が進んでいるかが分かります。

この単元で つまずくところ

  • 温度が止まっているあいだも、熱は入りつづけている。 グラフの平らなところで「加熱をやめた」と読む生徒がいます。その間も粒が1つずつばらけていくのが見えます。
  • すがたが変わっても、粒そのものは変わらない。 粒の色も数も変えていません。変わるのは並び方と動きの激しさだけです。だから状態変化では質量が変わりません。
  • 融点・沸点は物質ごとに決まった値。 水は0℃と100℃、パルミチン酸は63℃です。ものさしのように使えます。
  • 混合物には決まった沸点がない。 水とエタノールの混合物を選ぶと、沸とうが始まっても温度が上がりつづけます。純粋な物質との違いは、グラフの形を並べて見るのがいちばん早いところです。目もりは水と同じにしてあります。
  • 混合物では、沸点の低いエタノールが先に気体になる。 2種類の粒を色で分けてあります。沸とうの始めに気体になるのはエタノールの粒が多く、あとから水の粒が続きます。蒸留の考え方につながります。
  • 水蒸気は目に見えない。 見た目のまま最後まで加熱すると、容器は空に見えます。粒子で見ると、粒はすべて残って飛びまわっています。湯気は水蒸気ではなく、小さな水のつぶです。
  • 気体は体積がとても大きい。 粒の数は同じまま、容器いっぱいに広がります。
  • 水は例外で、固体のほうが体積が大きい。 氷の並びは水より広がっています。

このツールで 何が見えるか

見た目と粒子
はじめは実験で見えるとおりの姿です。氷は水に浮き、沸とうするとあわが出ます。容器の右下の「粒子で見る」を押すと粒子モデルに切り替わり、もう一度押すと戻ります。
粒のようす
固体は規則正しく並んでその場でふるえ、液体はくずれて動きまわり、気体は容器いっぱいに飛びまわります。とけるのは火に近い下からです。
温度計
容器にさした温度計の液柱が上がります。目盛りは物質ごとの範囲に合わせて変わります。
加熱曲線
横軸が加熱した時間(分)、縦軸が温度(℃)です。火をつけたぶんだけ線が伸びます。
固体・液体・気体の割合
容器の上の帯に、いまの割合が%で出ます。
融点・沸点の線
表示のトグルです。既定ではオフで、自分で温度が止まるところを見つけてから出せます。
3つの物質
水(0℃/100℃)、パルミチン酸(63℃)、水とエタノールの混合物を切り替えられます。混合物は液体から始まり、水とエタノールの粒を2色で分けて出します。

授業での使い方

5分

プロジェクターに映して、見た目のまま氷を最後まで加熱します。「水蒸気になった水はどこへ行ったのか」を聞いてから「粒子で見る」に切り替え、同じところをもう一度走らせます。

15分

各自の端末で水の加熱曲線を最後まで走らせ、平らなところが2か所あることをノートに写します。そのあと「融点・沸点の線」を出して答え合わせをします。

50分

水と、水とエタノールの混合物を同じ手順で走らせ、グラフの形を並べて比べます。「決まった沸点を持つかどうか」で純粋な物質と混合物を分けられることにつなげ、蒸留の実験へ進みます。

どの使い方でも、動かした条件はそのままURLに入ります。 画面の「リンクをコピー」を押して配れば、生徒の端末でも同じ画面が開きます。 生徒が見つけた条件のリンクを提出させれば、そのまま記録になります。

すぐ使える条件

あえて入れていないもの

中学校で教える形を優先して、省いている条件があります。 教科書や資料集の数値と合わないことがあるので、先に書いておきます。

  • 加熱の強さは一定で、変えられません。
  • 火を消すと時間が止まります。つまみを戻せば前の状態に戻ります。
  • パルミチン酸の沸点(351℃)はこの範囲では扱いません。融点だけを見ます。
  • 容器はふたをした状態です。粒は外へ出ていきません。
  • 粒の数は42個です。実際の分子の数ではなく、並び方と動きを見るためのモデルです。

よくある質問

加熱はどうやって始めますか?

容器の下のガスバーナーを押すと火がつきます。もう一度押すと消えます。右のパネルの「火を つける」ボタンでも同じです。

粒子モデルはどうやって見ますか?

容器の右下の「粒子で見る」を押します。右のパネルの「粒子で見る」でも同じです。ページを開くたびに、見た目から始まります。

途中まで戻せますか?

「加熱した時間」のつまみを戻すと、その時点のようすに戻ります。粒の並びもグラフも戻ります。

融点・沸点の線は最初から出せますか?

「融点・沸点の線」をオンにすれば出ます。既定ではオフで、ページを開くたびにオフに戻ります。

水とエタノールの混合物の沸点はいくつですか?

混合物なので、決まった沸点がありません。読み取り欄にも「一定でない」と出ます。「融点・沸点の線」をオンにすると、水(100℃)とエタノール(78℃)それぞれの沸点の線が出ます。

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直してほしいところは 改善の要望 から。ツールの画面の「要望を送る」を押せば、そのとき見ていた条件のURLが付いた状態で開きます。