ツクルラボ

仕事の原理|動滑車と斜面で引く力と引く長さを比べる教材

中学3年 / 第1分野 (5)運動とエネルギー (ウ)力学的エネルギー

仕事とエネルギー(滑車・斜面)

中学3年10〜50分・無料・登録不要

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仕事の原理は、式だけを見ると「力が半分、距離が2倍だから同じ」で終わってしまいます。ところが実験では、ひもを何メートル引いたかを測るのが手間で、そこが省かれがちなところです。

このツールは、ひもの端をつまんで引くとおもりが上がります。動滑車なら、引いた長さの半分しか上がりません。引く力と引いた長さを、たてとよこにした長方形が右に出ます。方法を変えても、この四角の広さは変わりません。

この単元で つまずくところ

  • 定滑車は力の大きさを変えない。 変わるのは向きだけです。楽になった気がするだけ、というのが最初の関門です。引く力の値が変わらないことがその場で分かります。
  • 動滑車は「支えているひもが2本」だから半分。 滑車の数ではなく、おもりを支えている本数で決まります。
  • 力が半分になると、引く長さは2倍。 ここを測らないと原理になりません。引いた長さが矢印と数字で出ます。
  • 斜面はゆるいほど楽で、そのぶん長い。 角度を変えると力と長さが同時に動きます。かけ算の答えは動きません。
  • 仕事の単位はJ(ジュール)。 N×mです。長方形の面積として見ると、単位のかけ算がそのまま面積になります。

このツールで 何が見えるか

ひもを引く
ひもの端をつまんで引くと、おもりが上がります。方法によって、同じだけ引いても上がる高さが変わります。
引く力の矢印
手のところに、引く力の大きさに比例した長さの矢印が出ます。向きもそのまま出ます。
引いた長さ・持ち上げた高さ
ひもに沿った矢印と、おもりの横の矢印で、それぞれの値が出ます。
力×距離の長方形
たてが引く力(N)、よこが引いた長さ(m)です。四角の中に仕事(J)が出ます。
ほかの方法とくらべる
表示のトグルです。ほかの3つの方法の長方形が点線で重なります。既定ではオフです。
4つの方法
そのまま・定滑車・動滑車・斜面(20〜60°)を切り替えられます。おもりは200〜2000gです。

授業での使い方

5分

プロジェクターに映して、そのままと動滑車を切り替えます。「引く力は半分。では引く長さは?」だけを聞いて、実際に引かせます。

15分

各自の端末で、4つの方法すべてで同じおもりを同じ高さまで上げ、引く力・引いた長さ・仕事をノートに写します。3列目だけが動かないことを確かめます。

50分

斜面の角度を変えながら、力と長さの表をつくります。そのあと「ほかの方法とくらべる」を出して、4つの長方形の広さが同じであることを確かめます。

どの使い方でも、動かした条件はそのままURLに入ります。 画面の「リンクをコピー」を押して配れば、生徒の端末でも同じ画面が開きます。 生徒が見つけた条件のリンクを提出させれば、そのまま記録になります。

すぐ使える条件

あえて入れていないもの

中学校で教える形を優先して、省いている条件があります。 教科書や資料集の数値と合わないことがあるので、先に書いておきます。

  • 滑車とひもの重さ、まさつは考えません。
  • 持ち上げる高さは0.8mまで、おもりは200〜2000gです。
  • 斜面の角度は20〜60°です。
  • 仕事率(W)は扱いません。時間を測る仕組みを入れていません。
  • 斜面を下ろすときの運動や、位置エネルギーから運動エネルギーへの移り変わりは扱いません。

よくある質問

おもりはどうやって持ち上げますか?

ひもの端の丸い手をつまんで動かします。「持ち上げた高さ」のつまみでも同じように動きます。

定滑車を使っても引く力が変わらないのはなぜですか?

おもりを支えているひもが1本のままだからです。定滑車は力の向きを変える道具です。読み取り欄の「引く向き」が上から下に変わります。

4つの方法を同時に比べられますか?

「ほかの方法とくらべる」をオンにすると、ほかの3つの長方形が点線で重なります。既定ではオフで、ページを開くたびにオフに戻ります。

斜面の角度は何度まで変えられますか?

20°から60°まで5°刻みです。ゆるくするほど引く力が小さくなり、斜面の長さが長くなります。

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ほかの教材は 中学理科ラボの一覧 から。

直してほしいところは 改善の要望 から。ツールの画面の「要望を送る」を押せば、そのとき見ていた条件のURLが付いた状態で開きます。