どの移動で重なるか|平行移動・対称移動・回転移動をつまんで重ねる教材
中学1年 / B 図形 (1)平面図形 ── 図形の移動
図形の移動で本当に考えさせたいのは「どの移動なら重なるか」です。答えの名前を先に見せると、動かして確かめる経験が抜けます。
このツールは移動の種類を盤面のボタンで選び、その種類のつまみだけが出ます。平行移動なら矢印、対称移動なら軸の2点、回転移動なら中心と角。つまみを動かすと薄い青の「いまの写し」が動き、橙の三角形にぴたり重なると吸い付いて「重なった」になります。種類がちがえばどう動かしても重なりません。そこで種類を変えるのが学びです。
この単元で つまずくところ
- 平行移動は矢印1本。 3つの頂点が同じ向きに同じ長さだけ動きます。矢印の先をつまんで A′ に A を運ぶと、B も C も一緒に着きます。
- 対称の軸はどこか。 対応する点を結んだ線分の垂直二等分線が軸です。「対応する点を結ぶ」トグルを入れると結んだ線が出て、軸がその真ん中を直角に通るのが見えます。
- 回転の中心はどこか。 対応する点を結んだ線分の垂直二等分線が交わる点が中心です。中心をずらすと角を合わせても重なりません。
- 種類がちがうと重ならない。 裏返っている(対称)のに平行移動で追いかけても重なりません。ここで気づいて種類を変えるのがねらいです。
このツールで 何が見えるか
- 青と橙の三角形
- 青 ABC が元、橙の点線 A′B′C′ が写した先。頂点の記号で対応が分かります。
- 種類のボタン
- 盤面の左上で 平行移動・対称移動・回転移動 を選びます。選んだ種類のつまみだけが出ます。
- 対応する点を結ぶ
- 確かめる道具。AA′, BB′, CC′ を結び、対称なら垂直二等分線(軸)、回転なら中心が見えます。
授業での使い方
5分
前に出して1問。まず「どの移動だと思うか」を言わせてから、その種類で動かします。重ならなければ種類を変える、を全員で見ます。
15分
各自の端末で3問。1問ごとに「どの移動か・つまみをどこに置いたか」をノートに1行。
50分
3種類を解いたあと、「対応する点を結ぶ」で対称の軸と回転の中心の見つけ方をまとめます。作図(垂直二等分線)へつなげます。
どの使い方でも、動かした条件はそのままURLに入ります。 画面の「リンクをコピー」を押して配れば、生徒の端末でも同じ画面が開きます。 生徒が見つけた条件のリンクを提出させれば、そのまま記録になります。
すぐ使える条件
あえて入れていないもの
中学校で教える形を優先して、省いている条件があります。 教科書や資料集の数値と合わないことがあるので、先に書いておきます。
- 三角形の頂点は格子点、平行移動の量・対称の軸・回転の中心と角(90°・180°など)も格子に合う値だけが出ます。
- 重なりの判定は3つの頂点が全部そろったときです。近づくと吸い付きます。
- 点対称(180° の回転)は回転移動に含めています。
よくある質問
答えの種類を先に出せませんか。
出しません。「どの移動か」を考えて動かすところがこのツールの中身です。種類がちがえば重ならないことで分かります。
自分で三角形を描けますか。
できません。問題は種で毎回変わります。同じ問題を共有したいときは URL をそのまま渡してください。
