生物の分類|セキツイ動物・無セキツイ動物・植物を上から順に仲間分けする教材
中学1年 / 第2分野 (1)いろいろな生物とその共通点 (イ)生物の体の共通点と相違点
分類は、名まえの数が多いわりに「どこで分かれるのか」がつかみにくい単元です。表を覚えようとすると、サメ・イルカ・コウモリのような見た目とちがう仲間でつまずきます。
このツールは、生き物のカードをつまんで仲間の枠へ運ぶ形にしてあります。分けかたは一度に全部ではなく、上から順に1つずつ。動物は ①背骨があるかないか → ②セキツイ動物を5つ/無セキツイ動物を3つ → ③節足動物を3つ、と進みます。
なかまの特徴はいつでも枠の中に出ています。 覚えていなくても、特徴を読んで自分で決められます。分類は暗記ではなく、特徴で仕分ける作業だということが手で分かります。
カードのならびは毎回ちがいます。ならんだ順に入れて終わり、にはなりません。
この単元で つまずくところ
- サメは魚類。 大きくても一生水中で、えらで呼吸し、ひれで泳ぎます。
- イルカ・クジラはほ乳類。 水中でも肺で呼吸し、子をうんで乳で育てます。
- ペンギン・ダチョウは鳥類。 泳いでも飛べなくても、羽毛があり殻のある卵をうみます。
- コウモリはほ乳類。 飛んでも毛があり、子をうんで乳で育てます。
- イモリは両生類、ヤモリはは虫類。 イモリは井戸=水べ、ヤモリは家=陸、と対にして覚えます。
- ダンゴムシは甲殻類。 「虫」とつきますが、あしは14本でえらで呼吸します。
- クモ・ムカデは昆虫ではない。 クモはあしが8本で体は2つ。昆虫は頭・胸・腹の3つであしは6本です。
- イチョウは裸子植物。 花弁がなく、胚珠がむき出しです。
- タンポポは合弁花類。 小さな花の集まりで、1つ1つの花弁はくっついています。
- スギナ(つくし)はシダ植物。 種子ではなく胞子でふえます。
このツールで 何が見えるか
- 生き物のカード
- 動物28種・植物17種。線画と名まえのカードで並びます。ならびは毎回変わります。
- つまんで運ぶ
- カードを持ち上げると、もとの場所に点線のあながのこります。指の下のなかまは枠が太く光ります。
- なかまの特徴
- 枠の中に、そのなかまの見分けかたが3〜5行出ています。ここを読めば自分で決められます。
- まちがえたとき
- 枠が赤くゆれ、「サメは無セキツイ動物ではない。大きくても一生水中でえらで呼吸する」のように、答えではなく見分けかたが1行出ます。
- 段かいが進む
- ぜんぶ入れ終わると、次の問いへ自動で進みます。動物は4組、植物は5組です。
- やさしい/ぜんぶ
- 「やさしい」はまぎらわしいものを外します。どちらでも、どのなかまにも必ず1つは入ります。
授業での使い方
前に出して①背骨があるかないかだけをやります。サメ・イルカ・コウモリを最後に残しておいて、全員に予想させてから入れます。
各自の端末で「やさしい」を動物・植物とも通します。終わった生徒から「ぜんぶ」へ進みます。
まず特徴を消して(なかまの特徴を切って)やらせ、つまずいたら特徴を出して自分で直させます。最後に、なぜイルカが魚類でないのかをノートに書かせます。
どの使い方でも、動かした条件はそのままURLに入ります。 画面の「リンクをコピー」を押して配れば、生徒の端末でも同じ画面が開きます。 生徒が見つけた条件のリンクを提出させれば、そのまま記録になります。
すぐ使える条件
あえて入れていないもの
中学校で教える形を優先して、省いている条件があります。 教科書や資料集の数値と合わないことがあるので、先に書いておきます。
- 生き物の線画は、教科書の図に近い形で用意して置いています。写真ではありません。
- 無セキツイ動物は、軟体動物・節足動物・その他の3つに分けています。その他(ミミズ・クラゲ・ウニ)をさらに細かく分ける扱いはしません。
- 節足動物の「その他」はクモ類・多足類をまとめています。学校の教科書に合わせ、名まえまでは求めていません。
- 被子植物は双子葉類・単子葉類まで、双子葉類は合弁花類・離弁花類まで分けます。科の名まえは扱いません。
- 分類の根拠となる観察(ルーペ・双眼実体顕微鏡の使い方、スケッチのしかた)は、このツールでは扱いません。
よくある質問
なぜイルカはほ乳類なのですか?
水中にすんでいても、えらではなく肺で呼吸し、卵ではなく子をうんで乳で育てるからです。すむ場所や形ではなく、呼吸・生まれかた・体の表面で分けます。
イモリとヤモリはどちらがどちらですか?
イモリは両生類で、しめった皮ふをもち水べにすみ、殻のない卵を水中にうみます。ヤモリはは虫類で、かたいうろこをもち陸にすみ、殻のある卵を陸にうみます。
ダンゴムシは昆虫ではないのですか?
ちがいます。あしが14本あり、えらで呼吸する甲殻類です。昆虫は体が頭・胸・腹の3つで、あしは胸に6本です。
カードの順番はいつも同じですか?
いいえ。開くたび、また「はじめから」を押すたびに変わります。ならびで覚えてしまうと分類の練習にならないためです。
特徴を見ながらやってもいいのですか?
かまいません。特徴を読んで仕分けることが分類そのものです。覚えているかを試したいときは「なかまの特徴」を切ってください。
まちがえるとどうなりますか?
枠が赤くゆれて、見分けかたが1行出ます。カードは手にもどるので、もう一度運び直せます。何回まちがえても先へ進めます。
